~こんなお話 ♪ ~

 「おかめ」と申します。「鶴ゼミ」に参加するようになって1年足らず。
まだまだ知らないことだらけです。


 そんな私、先日ふと、「近ごろ、小説を読んだり映画を見たりするとね、
この中に女性への偏見や差別はあったかしら? 自分はそれをどう感じた
かしら?と、思うようになってね…」と、独り言をもらしました。


 すると、隣の運転席から夫が(スーパーに行く途中の車の中でした)、
「そうだよなぁ、あの東大入学式の祝辞を見ても、こんなところに差別が
潜んでいたのかと驚いたよ。」と、うなづいたのです。


 昨年、あれほど話題になった上野千鶴子さんの東大入学式の祝辞を、夫は
つい最近になってネットで(*)読んだそうです。


 『上野千鶴子はバイリンガルで、男性にも女性にもわかる話をする』と
聞いてはいましたが、この祝辞、夫にとっても、「目からウロコ」の新鮮
体験だったそうです。


 「これまで、自分は家事が苦手だと思ってたけれど、実は男性中心の社会の
影響を受けてたのかもしれない」などと、考えさせられたとか。「中学 高校
と、おふくろがお弁当を作ってくれたのも、大変だなと思ったけど、当たり前
のことだと思ってたしなぁ」と。「初めからあったものは、それが当たり前の
ことに思えてしまい、なかなか気づかないものだよね」。


 だから私が「ここにも偏見があるかもしれない」と思うようになるのも、
「よくわかるよ〜」と、近頃には珍しく、打てば響く会話が弾みました。
夫のまさかの反応、ちょっとうれしかった。


 もちろん、受け止め方はそれぞれ違うと思いますが、上野千鶴子さんの祝辞、
機会があったら身近な人にも読んでもらってはいかがでしょう? ちょっと
新しい会話が生まれるかもしれません♪ 


*https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html
 または「上野千鶴子 東大入学式祝辞」で検索。
                          <2020年4月>

                         「おかめ」より投稿

鶴のゼミ

上野千鶴子さんの書籍を一緒に読み合いたい という1人の女性の思いから始まった 読書会&学習会です。

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